ぶちぶち言ってる可愛いママちゃん!


昨日から、母がぶちぶち言っている。
こんな人生だったら、生まれ変わりたくない、などと、言うのである。

さっき、午前中の指導が終わって、お昼を食べていたときに、電話してみた。
「昨日から、えらい不景気なこと言うてるけど、どうしたん?どんな人生やったら生まれ変わりたくなるの?」と訊いたら、なあんと、さすがは仕事好きな私の母らしく、「なんて言うか・・・。もっとバリバリ仕事して・・・。」というのである。
そりゃあ、かつて、超難関を突破して、入った会社での活躍が忘れられないのであろうが・・・。かつての武勇伝はたくさん聞かされたものである。東京なら丸の内、大阪なら御堂筋の本町に勤める、というようなバリバリ職業婦人であったらしい。
しかし、若い頃と同じようにご活躍されている方が、いったいどれほどいらっしゃるというのだろうか?第一、母たちの世代の女性は、進学もなかなか簡単なことではなかったであろうし。友人たちのお母さま方も、同じようなことをおっしゃっていると、高校時代、お弁当を食べながら話していたことがある。
「そしたら、今できる何かやってみたら?」「ネットで作品を販売するとか?」などと提案してみる。ちょっと大げさではあるが、「私だって、去年(去年というところが面白いが。)買った生地で素敵なツーピースできたら、ネットにあげてみようかなあ、と思ってるのに!」と言ってみた。そしたら、「私、あんたみたいにうまいことでけへんもん。」
あああ・・・。
ぶちぶち言ってる暇あるんやったら、なにか行動してみたら?
髪留めなりコサージュなり、ポーチなり作ってみれば?作らんとうまくはならないと思うんだけどなあ・・・。
というわけで、今度お休みが取れたら、ホームページ作成でも手助けしに行ってこようかなあ、と思っているのである。
とにかく、母が毎日を楽しく暮らしてくれるような、何かちょっぴり手助けができればなあ、と考えている。多分、おそらくは、方法も何もわからなくて、どうすればいいのかわからないだけなのだろうけれど(その辺り、私だったら、本屋に行って、ちゃっちゃと見つけて来て、なんだかんだと始めているのであろうけれど。年齢の差もあるし。)、まあ、ちょっときっかけを作ってあげれば、何かできるかもしれないし、などと思っているのである。

人って、できると思えばできるけれど、できないと思えば、いつまでたってもできないってこともあると思うので。