忠犬ハチ公

忠犬ハチ公みたいな人が好きである。
ご主人様を一人決めて、徹底的にその人に尽くすというような・・・。
恩とか情とか、そういうものを大事にし、ご主人様とのきづなを何よりも大事にしているハチ公。
人を大事に思う気持ちがとってもいじらしくなる。

今時流行らないかもしれないけれど、夫婦の情愛も、親子の愛も、そして職場への思いも、私は信じる。
信じてはいけないときもあるだろうし、信じる値のない関係もあるだろう。
でも、縁あってそうなった関係は大事だと思う。

そう思って、毎日お互いに大事にしあっていても、どうしてもダメな時は、卒業してもいいのだろうけれど、とりあえずはこれ以上は努力できない、と思えるところまでは努力してみる価値はあるだろう。
とりあえずはやってみる。
でも、これ以上は無理、というラインは決めなければならないと思う。

ブラックという言葉があちこちで聞かれる。ハラスメントも。
その言葉を使うことがダメなことでは絶対ない。
ただ、使うときには気をつけなければならない。
定義づけすることで、楽になって生きていき易くなるならいい。
ただ、努力できることの方途を閉ざしてしまってはいけないと思う。
とりあえず努力してみる。
それでダメなら潔く諦める。
そういうことも大事なのだと思う。

若いころ、新卒で勤めた学校でのことが私のとってはいまだに宝物のような思い出になっている。
鉄は熱いうちに打て、ではないけれど、若いときに鍛えられたことって、いつまでも自分の中に残っている。
努力したことは裏切らない。
経験させていただいたことに心の底から感謝している。