日々刻々と変わっていく関係性。

人間関係とはいえ、毎日変わっていくもので、それに不変のものはないと思う。
もし、ずっと同じ人間関係の中で過ごせるとしたら、それは、ずっと同じ場所に住まっている人同士の関係か、どうしても関わり続けなければならない人との関係性であると思う。

それ以外なら、例えばずっと尊敬していた人との関係性も時には変わるだろうし、もし変わらなかったとしたら、それは自分の成長がないのだと思われる。
自分がそれなりに努力していたら、人間関係も変化していくものだと思う。
ステージが変わるときを私は感じる。

絶対に、今まで師としてきた人を越えようとするとき、自分の成長が表に現れていくときなど、必ず抜かす瞬間というものがあると思う。
先生として、あるいは先輩として教えを乞うていた人でも、一生懸命に勉強していたら、どうしてもその瞬間が来ることを拒めない。
年を重ねていくということはそういうことでもある。

かつての先輩を、先輩として仰ぎ、そしてその生きざまに触れるとき、ときに寂しい気持ちになるときもある。
立派なことを言っておられたから、ずっと先輩でいてほしい、というのは私のわがままであり、エゴである。
ずっと前を歩いていてください、だなんて、自分の主体性を放棄しているようなものだ。

学びたかったら、自分で学べ。
寂しくないほどに忙しくしていろ!
学ぶ方法などたくさんある。

と言いながら、自分の感性も自分の思考も、そして自分の生きざまも、そのときそのとき、自分で選んでいかなければならない。
感じたことを味わい、さて、それをどうしていくか?ということも個々人の自由である。
怒りに任せて・・・、とか嬉しさのあまり・・・、というようなことを繰り返していては、進歩はない。