息子さんとのデート💛

朝、ひょんなことで、地元のデパートの閉店が決定したことを知った。
そこから、そこに一か月に一回はお食事に行っていらっしゃった方のお話をお聞きすることになった。
おいしいお店がありますか?とお訊ねしたことから始まったのだけれど・・・。
なんとその方は、介護施設に入居されているお母さまと、ひと月に一回は、そこのデパートの大きなレストランでお食事をされていたそうである。
お母さまをお連れして・・・。
大きな窓から見える景色をお母さまがお好きで、喜んでいらしたそうである。
お家でみてあげたいけれど、日常生活では限界があり、仕方なく年末から・・・、という表現に、お母さまへの愛情が溢れていた。

私も地元大阪で、小さい頃、何かと言ってはデパートに行って、お買い物もそうだけれど、屋上で遊んで、大食堂でお子様ランチを食べて、それが楽しかったのを思い出した。まだ若い母の手を引っ張って、あっち行きたい、と言っている風な写真も残っている。また、結構感じやすい質の私は、双眼鏡のようなものを除くとそれが紙芝居のような絵がスライドするようになっていて、お話が流れるようなものを見せてもらって、そのお話が悲しくて、泣いてしまったことも思い出した。

きっと、私たち世代の親世代の人たちにとって、デパートは子育て時代の思い出や、若かったころの楽しい思い出のたくさん詰まったところなのだろうと思う。私たちにしても、子ども時代、青春時代、何かというとデパートがあった。

それにしても、そのお母さま、デパートがなくなってからの息子さんとのデートは、どちらに行かれるのだろう・・・。
どうぞ、素敵な場所が見つかりますように・・・。

もしも、私でよかったら、お話をお聞かせいただきます。
今日も、お話をお聞かせいただく機会がありましたが、ホッとされたそのお声をお聞きし、私は私で元気をいただいております。

何かありましたら、高岡の相談室しあわせるーむにどうぞ。
むしろ、肉親よりも気軽に話せることもあると思いますよ!