生徒のおもしろい発言

2階の自習室で勉強している生徒と何の話か、楽しい話になって、彼らの私評になった。
男子生徒が言う。
先生には悪気がないから。
率直に言っても、先生が思ったまま、何のイヤミもなく言っているのがわかるから、先生が仮に何か気になることを言ったとしても、誰も気にせんよ・・・。
これは1学期から彼が言ってくれている、彼に言わせると最大の誉め言葉なのだそうだ。
以前、櫻井先生、女子高、女子大無理そう・・・。気づかなそう・・・。
と言った男子も、
俺、めっちゃ、櫻井先生、褒めてんすけど・・・。
とのことだった。

この、女子高、女子大でやっていけない説は言わんとしていることはわかるけど、きっと気づかない、あんまり抜けている私には、しっかりしたお姉様のような友達か先輩が、きっとお世話してくれるのよ!とうそぶいていたが、その調子で、女子大に進学した生徒を持ち上げるのに話題にしたら、怒られた。
○○大学にはそういうの、ありません!
と言われて、正直、そんな風に気を遣わなければならないのは、私には耐えられないな、と思った。
単純な私には無理無理。

でも、今日の、男子生徒の、先生には悪気がないからね・・・。
というのは、どうも人に聞きたいことを率直に言いすぎて、本当に聞きたいんだな、と思われているらしい。
それは、セミナーでもそうだった。
私の心理がそうさせる。
わからないことは聞きたくなるのである。
それも悪いくせで、たぶん、この人とは長い付き合いにはならないな、と思ったときには、旅の恥はかき捨て・・・、みたいに率直にしゃべってしまい、後から気を遣い出すという、とんでもない奴である。
でも、おそらくは、そんな気を遣う人間関係はまっぴらで、いつも聞きたいことは率直に、そうあまりに率直に訊いているらしいのである。
特によくないのは、専門外のことだと、わからないから聞いているんです!となる。あああ。