ある私のファンを自称してくださる方に言われたのだけれど、
先生は、絶対に資格を取らないでください。
ということだった。
実は、大学院で学んで、ある資格を取りたいと思ったことがあったのだけれど、止めらえた。
なぜか?
しあわせるーむは、心を扱うだけではないから。
先日もご相談を受けて、もちろん、今、心のケアも大事だ、と思いつつ、実際面のアドバイスをして、ササーッと話を進めてしまった。
いや、離婚するかしないか?というような、まだ時間が必要と言うようなことではなくて、今すぐ動くことが必要なことだった。
まずは状態をしっかり把握。
次には専門家に連絡。
話し合いのときには自分たちは入らない。
○○と○○だけはしっかり解決しておかなければ、将来掛かってるから・・・。
心が変われば、まあ、大方のことは変化すると言えば言える。
でも、世の中で、実際的なことも進めていかなければならない。
その両面、つまり物心両全の面から寄り添いたいのである。
ときに市役所まで駆け込んだことも、時と場合によっては、お医者様に相談することもある。
自分の持っている知識を総動員して、時には転校していただくこともあるし、そのあと、ひどいときには他塾をお勧めすることだってある。
病院にも行った。紹介もしていただく(自分の病気ではない。)。
心だけでは生きていけないから。
でも、事柄だけでは無理が来る。
この二つのバランスは非常に大切。
それは日ごろの受験指導の中でも、そうだ。
勉強しなさい。
勉強時間。
詰込み。
形として見えるものの前に、気持ちが調っていなければ、非常に楽しくなくて、もっと現実的には効率が悪い。
でも、ときに、気持ちを置いておいて、実際的な行動が助けてくれることもある。
そのすべてを見極めつつ、受験も、クライアントの生活にも、寄り添い、実際的な解決法をもって、しあわせるーむは成り立っている。
しあわせるーむ関係で、車を走らせたこと、何度あったころだろうか?
そうして、午後から夕方にかけて、私は涼しい顔して指導している、という・・・。
だって、指導が好きですから!
もう、趣味の領域ではないか?
と思って、上司に、仕事していただいた分は、お手当を払わなければならないんです。
仕事ですから!
と変な注意の仕方をされたこともありました。(笑)
でもね、大事な生徒さんを大切に育てようとしたら、その背景も大切だということに、もう、ずいぶん前から気がついていました。
だから、みんながしあわせになっていただけたら嬉しいのです。
先生がいらっしゃらなければ、家は、崩壊していました、と言ってくださる方もいらっしゃいます。
そんな言葉を鵜呑みにするほど、おめでたくはないにしても、どこかで、お役に立ててよかった、と思うことが多いのです。
以前は、息子さんとご両親の関係を、それぞれの意見をお聞きして、改善していただいたこともありました。
意外に、勉強だけ見て、勉強について解決できないこともあると思います。
私の場合、多くは勉強を通し手になるのですが。
一方、サラリと勉強だけのお付き合いをする人もいらっしゃいます。
求めていないものを提供するようなことはしません。
それはそれで生き方ですから。
ただ、それはそれで、予備校講師の性で、何が何でも偏差値伸ばす!というのは生きがいレベルではあります。