しんどいときにー人生の中での必要なプロセス

ときにお子さんの目の前の状況が、よくなく見えるときがあると思います。
でも、その時期が、人生の中で、ものすごく大きい意味をもっていることがあります。

仮に失敗に思えるときも、その失敗って、後で人生に生きてくることもあります。
だから、今、ただしんどいって思うだけではなくて、今のこの状況が、この先、何か意味を持ってくるのではないかなあ・・・、と考えることって大切だなあ、と思うのです。

実は先日、ちょっと遠方から通って来られて、授業に出席できない生徒さんのお母さまからZOOMでの遠隔授業のご依頼がありました。
最初、あまりピンと来ていなかったのですが、すぐに感覚を思い出しました。

新型コロナウイルスで、学校がお休みのときのことを・・・。

あの頃、必死で工夫して授業していました。
目の前の生徒さんに、「後でこの時期があったから、基礎力がついた、と思えるように、今、自分に負けないで頑張ろう!」と励ましたのでした。

その時から数か月・・・。
生徒さんたちが普通に通塾してくれるようになって、当たり前の日々のような錯覚をしていたときに、大雪・・・。

日常的に自分はZOOMで授業を受けていたのに、なんでそれを思いつかなかったのか・・・?

でも、おかげで私は、あの、コロナでお騒ぎしていた、ZOOM指導の頃のことを思い出したのです。

今の目の前のお子さんが、親御さんにとって良くない、もっと言うなら、非常に都合の悪い状態である子ともあると思います。
でも、そのお子さんが親御さんから自立するのには、必要な時期かもしれません。

3~4歳児のなんでも嫌だ!という時期が大切であるように、一度、反抗しなければ自立できない時もあるでしょう。

すべてを受け入れてこそ、お子さんの自立、というものはあるのだと思うのです。

この話は深いので、続きます。