リラ冷えの頃かなあ・・・。

時折北海道を懐かしく思い出すことがある。

よそに行くと、自分が生まれ育った土地や住んできたところなどがより明確になるし、離れてみると、住んでいた時期がとても懐かしくなる。

今頃はリラ冷えの頃かなあ・・・。
一時、もう、ずっと北海道にいるのかなあ、と考えてしまった時期があった。

大学の先輩のお世話で、当時新設だった学校に勤め出していたし、それは、一番最初の社会復帰だったから。

今日、家のあれこれを片付けるために車を走らせていて、私っていったい何なんだろう・・・?と自分でもおかしくなってしまった。
もう少し人生に統一感というものがないのだろうか?

実は、ある場所に行く途中思い出したのである。
そう、あるお店の前あたりで・・・。

これから夏に向かうという頃、高岡に来たばかりの頃、タオルケットがなかった。
いつも行くスーパーの前に、衣料品屋さんが、タオルケットやらタオルやらパジャマやらを出しておられた。

ちょっと見てみると、素敵な柄のタオルケットがあった。
お値段もちょうどよかった。
でも、ブルーだけ。
要するに男性用。
私はその柄が気に入って、一生懸命、同じ柄の色違い、そう、ピンクかオレンジのような、女性らしい色合いのタオルケットを必死で探した。
探しても探してもないのに、たぶんお店の人が、その色違いあるよ、とでも言ってくださったのだろう。
私は必死で探した。
ないのに、それでも一生懸命。
どこかでないものだと決めている自分もいた。

しばらくして、どうして、そんなところにあったのか?というところにあるのを見つけた。
ピンクの幅広の折り返しに、白地に赤やオレンジやピンクで、それは素敵な柄だった。
やっとこさペアで見つけたタオルケット。
可愛かった。その柄も色も。

あんまり言ってはならない、と思いつつ、正直、まだ26だった。
遠い土地に来て、何もかも違う生活の中で、それでも馴染もうと必死だった。

私は車を走らせながら笑っていた。
馴染むどころじゃないよな。
思いっきり楽しんでるやろ?あんた。
ここの生活。(笑)。

なんだか燦燦と照りつける今日のお日様が、この土地に来たばかりだったあの夏を笑う自分に気づかせてくれた。

結構人間って、図太くできてる。
目の前のことに必死になってるうちに、自分のもってるディスアドバンテージなんて、どこかに吹っ飛んでる。
しなければならないことの前に考えている暇などなかったのだろう。
いや、考えないようにしていたのか・・・?
とにかく新しいものを楽しむように学んできた。

いろんな見方がある。
でも、自分が過ごしてきた年月について、私はどこかで笑っている。
おかしな娘だったんだろうなあ。
でも、私の中の思い出は私のもの。
周りから見た私がどうであれ、その頃の私を客観視している自分が可笑しくて仕方がなかった。

いろんな人がよくしてくれた。
いろいろ声をかけてくださった。
寂しくない、と言えば噓になったとしても、それより温かさを感じる方が多かった。
それにそのことに気づかせてくださった恩人もいらっしゃった。

懐かしい想いをして、1人笑っていた今日でした!