台所用具一つで、思い切りしあわせになってしまう私。

先日、キッチンの出窓を使い勝手良くするためにあれこれしていたときに、ふと思いついて、フードにフックをつけてざるなどを提げてみたい、それに小鍋や卵焼き器なども吊るしたいなあ・・・、と考えていて、強力なフックやその他こまごまとしたものも注文していたのが、一昨日届いた。
さっそく箱を開けて、フックをつけ、吊るしてみたら、キッチンがプロ仕様のようになって、余は満足じゃー!となった。

あと、冷蔵庫の保存容器も、今までのは、せいぜいレンジOK、冷蔵庫OKくらいでしかなかったけれど、今度のは冷蔵・冷凍OK、オーブンOK、ついでに直火OKなので、使い方のレパートリーが広がるだろう、という優れモノ。
たった一枚持っている、陶器のフライパンのような形のお皿は、直火OK、オーブンOK、で、朝食には作ったまま食卓に置けるので、かなり重宝している。
調理して、そのまま出せたり、保存していたものをそのまま直火で調理できる、というのは本当に助かる。
レシピ研究をするにしても、毎日のお料理にしても、こういう調理器具の優れたものは本当に助けてくれる。
ボール一つ、ざる一つ、トング一つの置き方で調理の効率は変わってくる。
先日は、トングの出し入れにイライラし、これはなんとかせねば、と思い、ツール立ても購入した。
たかがツール立て、されどツール立てである。
これ一つで調理の手間が大いに省ける。
ちょっとした動作の一瞬の時短が精神的にも物理的にも楽に感じられる。

購入するときは、それこそ清水の舞台から飛び降りる・・・、というくらいに考えに考えるけれども、その後の調理の効率の良さから来る改善を思うと、いつも買って良かった!となる。

食材を考えるのは当たり前だけれど、まずは調理器具の使い勝手の良さを考えるのが正しいと思う。
あれこれしたくなるから、あれこれ進む。

先日は、衝動的にお味噌が作りたくなってしまった。
最近、味噌漬けにハマっていたりする。
自分であれこれお味噌を考えて、いろんな味噌漬けを作ってみたいなあ・・・、と考えている。

それもこれも、自分のお弁当作りから始まっているのだけれども。
冬期講習の間、毎日お弁当を工夫していたときに、本当にあれこれやってしまいたくなった。
子どもたちに作っていたのとは違う、それなりに年を重ねた我らの世代のためのお弁当。
これから健康に生きていくための、そして日々を自分のために彩りよくするためのお弁当。

子どもたちが小さかった頃、オレンジページやレタスクラブなどであれこれ勉強したことを思い出す。
一番好きだったのは、栗原はるみさんのお母さまのレシピの載った単行本だった。
この本からは白和えやポテトサラダ、アジを使った冷や汁などを学んだ。
それに日本の台所の豊かさを学ばせていただいた。
それから、オレンジページから、100文字レシピを編集された川津幸子さんの「ごちそうさまが聞きたくて」という本からも結構作った。
この本のレシピは、オレンジページのレシピよりは幾分本格的だった。

そんな今まで学んできたレシピに加えて、当時よりは健康について気を配るようになった。
最近ではいかに減塩するか?
お塩を使わずに、如何においしく作るか?などと考えている。
以前はしょうがもニンニクも、絶対に自分で皮をむいてすり下ろさなければ気が済まなかったのに、最近はチューブのものを使うようにしている。
それに、出汁も、以前はせいぜい、だしパックを使っていたけれど、最近は、粉末出汁を使っているし、瓶のお出汁を入れると、格段においしくなると思ったので、一瓶は常備して、煮物を作るときには、ちょっと足してみたりしている。
お料理だって進化する。
おいしく作るために、あるいはときに健康的に作るために便利なものを使うのはいいことだと思うようになってきた。

まだまだ研究していきたいな。
それに、私のお料理を楽しみにしてくれている人がいることが嬉しい。