朝、ゴミ出しの時に出会った、おじいちゃんとの会話

だいたいどこに住んでも人に話しかけられやすい体質なのか、今朝、ゴミを捨てに行っただけでも、ちょうど行き会ったおじいちゃんに、いきなり、天気の話を振られた。
晴れとるねえ・・・。こんなに晴れが続くとは・・・。
そして、いきなり背筋を伸ばし、シャン!として、
私、今年90歳!なんでも一人でやっとります!
なぜかはじめてお目に掛かる方だったけども、まるで自己紹介のようなお話だった。
たしか、ここは高岡。私の生まれ育った大阪ではないはず。
大阪人は、どこでもみんなお友達、みたいな感じで、時折コテコテの大阪の人に会うと、もう、ひるんでしまう自分もいないわけではないけれど、今朝のおじいちゃんは、どこか親しみもあり、朴訥としていらして、大阪の人に話しかけられるような、びっくりはなかった。

慣れというのは怖いもので、急に大阪に行って、親しげに話しかけられると戸惑ってしまうこともないではなくて、でも、高岡の人の親しさには、嬉しくなるものがある。
大阪の人は、いきなり暑い感じ。
富山の人は、ほんわかだんだん温まってくるカイロか湯たんぽのような感じ。

なんで自己紹介されたのかはわからないけれど、全く嫌な感じがしなかった。
90歳のさわやかなおじいちゃんだった。お元気そうで若々しくて。

コロナになって、どこか人との会話が少なくなっているようだった。
会話によって、エネルギーをいただいているような私である。
さすがにそっち系列のエネルギーがほしいなあ・・・、という頃に出会った人にエネルギーを分けていただいているような気がする。

羨ましいのは母である。
あちこちでお世話になったお医者様の先生を、あの先生は温かくてよかった、だとか、親身な人だった、とか、礼儀正しいだとか、謙虚で素敵な人だったなどと、あれこれお世話になった思い出を楽しそうに語っている。
先日も、初診でお世話になった先生が素敵な先生で、と喜んでいる。
また、会えるからね!と、幾分からかい気味に言っているけれど、そういう楽しみがあっていいなあ。

それにしても、誰かと会話をするということは素敵なことだ。