相手への思いやり。

時折思う。
相手の大変さやその場に置かれた状況に合わせた話をしているのだろうか・・・?と。

私は私の立場でしかものを考えていないだろうし、あくまでその大変さの中での話になる。

もしかしたら、それは病院へ行くときの、持って行かなければならない薬のことかもしれないし、暮れの大掃除のことかもしれないし、お正月の準備の話かもしれない。なかなか戻らない体調の話かもしれない。
働いていると、あるいは、忙しくしていると、周りのことが見えなくなっていることもあるだろうな、と思う。

冬期講習前は、正直冬ごもりの前、という感じになる。
クリーニングに出したものを取りに行き、毎日に変化を持たせるために衣服の用意をする。
食材を間に合わせ、時には雑貨のあれこれを整えておく。
今年はマスク生活だから、そんなに気にしてもいないけれど、それはお化粧品の時もあれば、シャンプーやコンディショナーの時もある。
アマゾンやアスクルさんは大変頼りになる。
教室のお水やドリンクの手配。
もちろんコピー用紙などなど。
教材は結構早いうちに揃えた。

もう、自分の世話で必死である。
というか、生徒さんを見る立場の自分の世話とメンテナンスとに必死になる、という方が正確である。

自分の家で、誰かと電話しているとき、もちろん仕事の話をしているときもあるけれど、時折、生活の中での些細な事柄に対応していない自分に驚いてしまうことがある。
逆に、今の私にその話、振りますか?と思ってしまう自分もいて、なんだか自分がずいぶんと身勝手な人間に思えてくることもある。
でも、その話を振る人が、私の立場だったら、きっと、そんな話を私に振って・・・、という一面もあるだろうなあ・・・、なんて、とりとめのないことを考えながら、どこにも行き場所のない、相手から振られたその話を聞いたときの自分の感情を、どうすることもできないでいる。
それが人間なんだ、と思いながら。