私の思う育ちの良さとは、ズバリ、「自分を育てる力」のことだと思う。
古い話(古すぎる。)で恐縮だけれど、また、稲盛和夫さんの言葉の引用でしかないけれど、
江戸時代、二宮尊徳が江戸城によばれたとき、農作業をしていた二宮尊徳は、生まれながらの貴人であったような風情であったという。
この話、とても示唆に富んでいる。
実は、最近、星野源さんにハマっている。
いや、この2週間の間に知った人であり、でも、一度ハマると、結構研究してしまうタイプなので?
源さんをいろいろ知るところとなった。
その中でも、
ニセ明にハマり、実は生徒に、最初、星野源について教わっていたのに、今では私が、この、ニセ明のことを広めてしまうくらいにはファンになった。
星野源さんは、昔、ルックスについて、あれこれ思い悩まれたようである。
たしかに、綾野剛と一緒に出演していた俳優さんをちらっと見たけれど、あら、知らない人が出てる・・・。
くらいにしか印象に残っていない。
なあんと、W主演の星野源さんだったということを今頃知った。
で、源さん自身も言ってるけど、せめて、誰かを貶める表現を、表現だけでもしない、と決めると、変わる。
カッコいい人ってカッコ悪いよね。
などという言葉。
言わないだけで、でも言わなければ、心の中でも思うことが少なくなるだろうし。
で、源さんは、言わなくなれば、ルックスもよくなる。
それに周りに素敵な人が集まってくる。
と話しておられた。YouTubeで。
なるほどなあ、と思った。
確かに造作、という点で言うと、どうってことないのかもしれないけれど、この人、カッコいい。
昔の自分の失敗も、カッコ悪かったこともしっかり話すし、人間の感情についてもきれいごとだけではなく語っている。
俳優としても、その演じている人に魅入られてしまうところがある。
『引っ越し大名』を見て、初めて、この人が星野源だということを知ったのだけれど。
その演じる片桐殿(片桐春之助)が、また人柄がよくて・・・。
仕事って、人を変える。
想いって人を変える。
ちょうど同じ江戸時代。
二宮尊徳も、必死で人のために仕事をしているうちに、もちろん誇りもあろうし、自分自身がほかの人に必要とされ、役だっているという自信もあるのだろうけれど、その居住まいから変わってしまうのだなあ、と思う。
なあんて、ちょっとカッコいいこと書いてしまったけれど、一番面白いのは、
布施明を真似した、ニセさん。
ニセ明とウソノ晴臣と雅マモル。
このトリオ、もう、それぞれに活躍されているらしいのだけれど、三人が、星野源のニセ明に合わせて、深いのか浅いのか、わからない歌を歌っている。
そのタイトルは、『real』.
これと、ニセ明に扮して、歌っている、「君は薔薇より美しい」
は、絶対にオススメ。
落ち込んだときなど、特にいいと思う。
大笑いしてしまう。
星野源さん。
どれほど、素敵な人かわかると思う。(笑)