またしても私の振る舞いで、どうも幸せになっていただいた模様?ー高岡の相談室しあわせるーむ

どうも親孝行娘として評判が立っているらしい私?(笑)

母のお友達によると、

娘さん、シャキシャキして、よう動いて、何でもできて・・・?

ということで、何か母が可愛いお洋服でも着ていたり、ちょっと気の利いた?小物でも身に着けていたりすると、

また娘さんに買ってもらったん?

と聞いていただけるようである。

まあ一緒に出掛けることは多くなったけど・・・。

ということで、母が痛みを訴えれば、軽減できるようにと走り、お洋服が見たいと言えば、やっぱり走り・・・。

とどこかで来たことのあるようなフレーズのように車を出すことは多くなった。
とはいえ、生活を豊かにしてくれているのは母の方である。

仕事一辺倒で、子育て時代に思うように仕事ができなかった(いや、夫の世話で?(笑))反動か、仕事が思いっきりできるようなタイミングになって数年、大方仕事オンリーのような生活をしていたが、母が来てくれたおかげで、かなり人間らしい生活になっているような気がする。

何処か不調があれば、その不調に合わせて受診するようになったし、特定検診やがん検診にも出かけるようになった。
あっちこっち楽しいところに出掛けて景色を見てくることもあれば、食材を求めてくることもある。

そんな日々の中で、向上心のある(あり過ぎる?)母のために、最近も母の付き添いで出掛けて出会った方がいらっしゃる。

今朝も、母がお世話になっている間、待合室で本を読んでいた。


この本である。およそ笑えるような本の内容ではない。

その本を読んでいると、レジからレシートが出てくる音がした。

タラタッタッタッタタッタタタタ・・・・・。

という音がして、そのリズミカルさが、まるで、モーツアルトの「魔笛」の中の、「夜の女王のアリア」みたいに聞こえて、本を読みながら、

フッ・・・。

と笑ってしまったのである。(笑)

そしたら、すかさず、助手の方が、

いいですねえ・・・。本を読みながらおもしろいところがあって、そんなふうにおもしろくて笑ってしまわれるなんて・・・。

とおっしゃったので、本当のことを言った。

いや、あの、レジのレシートの音が、モーツアルトの「魔笛」の「夜の女王のアリア」みたいに聞こえて・・・。

と説明して、

タラタッタタッタタッタタタタ~!

と歌ってみた。

知ってます、知ってます。
あんまり高尚やから、話に着いて行くのが精一杯ですけど、そやけど、そういうことで笑えるなんて、なんか感動して、私、涙出てきましたわ・・・。

とおっしゃるのである。
私ときたら、

私、いっつもあの歌うたいたいんですってネタにしてるんですけど。エッライホッソい人が歌わはるから・・・。(笑)

と笑いを取ったつもりが、深刻な話になってしまった。

そういう人が入って来られると、その日一日来られる人の流れも変わるんです。ふんわりした明るい流れになるんです。
私は結構人の気持ちに流されるタイプで。
流されたらあかんって思うけど。
それが〇長は違うんです。冷静というか、ちょっと客観的というか、こう言ってはなんやけど、冷たいところがあるというか・・・。

とおっしゃるので、流されてあげるのも大事なことですよね・・・。女性だし。

と包容力ってこういうことをいうのかなと思ってしまった。

私は、採点することがある仕事なんですけど、若い頃は採点しながらその答えが面白くて、一人でふふふと笑ってたら、先輩たちに、

お前は便利な奴やなあ。採点しながらおもしろがって。よっぽどこの仕事が好きなんやなあ・・・。

などと言われていたし、若い人からは、採点しながら歌い出して、

あの人危なないか・・・?

なあんて言われたりするんです。

と説明していたけれど、その方は本当に目尻の涙を拭いていらした。

なんとなくわかるような気がした。

誰だって無邪気でいたい。
でも、つい深刻になったり、暗ーくなるような周りの表現があったりもする。
男女間の捉え方なんかも影響したりもするのかもしれない。
どちらがいいとか悪いとかではない。

そう言えば新卒で働いていた頃、女性が、だなんて思ってない。女はいろいろ雑念が・・・、というのに、ちょっと共感していた部分があった。
面倒くさいことが嫌いなのである。
どっちが、とか、ちょっとした感情の動きが面倒くさくて、なんのせ仕事が進めばいいと思っていた。
噂話なども嫌い。

でも、それでは進まない感情というものもあるし、世の中事柄だけでは動かない。
そういうところ、16パーソナリティ判断で言うところの指揮官タイプというのは頷ける。嬉しくはないけど、そういうところがあることは認める。

でも、やっぱり子どもをもつと変わる。
自分の子どもの気持ちを考えるから、それまでよりも人の気持ちに共感することが多くなった。
仕事をしながら男性との方が近いと思っていた自分がいつの間にか、女性の気持ちにの方がより共感するようになった。

そんな私に伝わることがあったのである。

そういうお気持ちをお聞きできたらなと思っている。
そのために、もっと気軽に話していただけるように、私も精一杯の工夫もさせていただこうと思い始めているのである。