実は、4月29日から5月3日は休暇ということになっている。
が、しかし、29日は、振替授業。1日は大学で授業。
ちなみに本人は、書き出していなければ、仕事している意識なし・・・。
で、なんとなくちょっと!と思い、昨日は、それこそ自分のために一日時間を使う!と「決意」し、休息をとってから、これではいけない、と思い、活動開始!
まずは近くの本屋さんに、定期購読の雑誌を取りに行く。お店に、「音楽の友」というクラシックの専門雑誌があり、いつもは贅沢!と素通りするが、なんと、マエストロ佐渡が、表紙である、これは買わねばなるまい・・・。ということで、二冊購入。そちらの奥様もどうも佐渡さんのファンでいらっしゃるらしく、昨年、佐渡さんが初の富山公演をされて、知ったのが遅すぎた事件を話す。またご一緒させてください、なんて話していたら、あちらは、お孫さんのお世話、考えてみたら、私は、夜動けない身になったことの認識がなく、大笑い。
それから、イオンに行ってみた。
教室のDIYを始めていて、あれこれ片付けているのだが、何かいいものはないかなあ、と探しに行くという名目で。
映画館を覗く・・・。
基本、有名な文学作品は、仕事柄、観ておかなければ、とも思うし、できれば、小学生の生徒さんのことを想えば、アニメなども、本当は観ておきたいのではあるが、そんな時間、なしなし。
しかし、最近、これではいけない、と思い出したのである。
自分をうまく使わなければ、生徒さんや、その他いろいろな皆様のために良い仕事などできるはずがない。
いくら教育、際限のない仕事、と言っても、そこは、人間である自分のメンテもできないで、何が人様にお伝えできようか・・・。
まだ受験の余韻が残っていた。何かリフレッシュしなければ、と思い始めていた。
教室にこもりきりになるので、せめてお洋服でも、と心掛けてはいるが、それも最近怪しい。気付けば、同じサイクルで、よく似た格好ばかりしている。
先日、ランチの席で、「やはり、ピアノでしょう。それから、なんてったって、お料理!」と言われて、本当にそうだなあ、と思っている。
教室を開いてから、なんとかお料理が気分転換になるような形にできないかと考えてきた。
自習室での洋裁(なんのせ、テーブルが広くて、作業にはうってつけ。)も。
かつては、お料理は、店を開いてくれ!という要望があちこちから出たものである。
子どもたちが、喘息もちだったせいもあって、なんとかおいしく栄養を摂らせようと、割と頑張ってきた。
野球をしていた息子の背を伸ばそうと思い、あるプロ選手の逸話から、鶏がらがよいと聞いて、鶏がらからスープを取るようにしていた時期もある。
高岡の祭りのお料理も、大阪とは違った味付けだから、一から覚えた。今となっては、高岡の味の方が口に合うからオソロシイ。
おそうめんのだしつゆを作るのも大好き!なすびそうめんも絶品!
なんでこのなに高岡には素敵なものがたくさんあるのだろうか?
あっ、ズレた。話。
映画館で、6回観たら、1回無料、というカードの宣伝のボードを持っているお兄さんに話しかけられた。
「映画はよく観られるんですか?」
「いえ、仕事上、観なければならないと思っているんだけれど、先日、何年ぶりかで、金沢まで観に行ってきました。」となにげに得意そうな私。
「金沢まで?」
この人、分かってるじゃん!私の自慢したいところ。そう、金沢まで車を走らせたのよ!偉いでしょ!と心の中での私💛
それからぶつぶつと訴え出した。
「ウインストン・チャーチルが、ここには来ないんですよね?『娼年』も富山のファボーレしかやってないし・・・。」
あれこれ説明してくれた後、「このカード、ファボーレでも使えますよ!」と言われ、そうか!と思う。
「そうなのよ!背中を押してもらってでも、私、映画観ないといけないの。」
と言って、こういうのがあれば、今までよりちょっとはマメに映画を観ることができるようになるかもしれない、と思いつく。
その人、話しているうちに、教室と無縁の人ではなく、実は、とんでもない形でつながっている人だとわかってびっくり!
それからは、いろいろ旅の仕方などいろんなことを教えてくれた。メリットのあることについていろいろ。仕事以上に。映画館のメルマガも登録した。もう少し情報が入るだろう。
今は、チャーチルを知るために、「ダンケルク」、チャーチルの主演を務めたゲイリー・オールドマンの演技を知るために「裏切りのサーカス」を観なくっちゃ(これはアマゾン)と思っている。
実は、先日、アマゾンで観ていた、「メガバンクー最終決戦」を観て、椎名桔平の格好良さに再度惚れ直し、苦手だったお金の世界の面白さに気付き、ああ、今度生まれたら、ディーラーになりたい、椎名桔平言うところの相場師?になりたい、などと思い出す始末。かつて、若かったころのトム・クルーズ主演の「トップ・ガン」を観て、パイロットになりたい!と言って笑われたように・・・。
大学での一般教養レベルではあるが、経済学は面白いと思う。相場師?の、データを読んで、売ったり買ったりするその様子は、もちろんその人その人の知識と頭の良さもありながら、経験からか、天性のものかはわからないにせよ、人間的、血の通った世界に思える。
脱線も脱線。
お兄さんと別れた後、本屋さんで、読まなければ、と思っていた、石田衣良の『池袋ウエストゲートパーク』と『娼年』を買い、ついでに、彼女のアドバイス通り、ブラームスを弾いてみよう!と思って、楽譜を買い、でもやっぱり仕事関係の本を買い、それからレコード屋さんで、CDを買った(買った楽譜の曲を知らないので、お手本にしなければ・・・。)
それから、また本屋さんに立ち寄り、どれにしようか、さんざん迷った挙句、パンに関する、クロックなどの簡単な調理法と、ちょっとしたアイディアの載っている本を買った。本格的料理に復帰するには、少しずつ、である。
なぜイオンで、このようなお買い物をしたかというと、春に、イオンのギフトカードをくださった方がいらしたからである。
お年を召していらっしゃるけれど、ピアノの先生をなさっていたらしくて、それで、ブラームスのソナタ集を買ったのである。
少しはそのお上手さをおすそ分けしていただけないかなあと思いながら。
やはり、ライフワークとして、少しずつでも音楽には触れておきたいと思うのである。
新しいことを何か始めようかと思ったけれど、やはりピアノとお料理が妥当かもしれない。
そうそう、松坂桃李が新境地を開いたという『娼年』。
最近、人間のついついきれいな部分だけを語ろうとしてしまう自分がいて、それに刺激するように、それは、社会にはいろいろあるのだ、ということを、わざわざ知らせに来られているような、話が耳に入ってくる。
以前なら、観たくはない映画だったかもしれない。
けど、原作も読んで、映画も観ようと思っているのである。
最近、人間の割り切れなさに対して、理解が足りていないように思われるので。