頼る一方になってないかな。

今日、ふと思った。

相談されて、頼られて、それが一方通行の関係だったら、その関係は崩れるだろうな、と。

自分がしんどいときには、相手の状況なんて関係なく、とにかく藁をもつかむ思いで、ついつい頼る。確かに相手は強そうだ・・・。しっかりしている・・・。
しかし、そんな強い人が、しんどいときに、自分の状況が辛いから、その人の話は聞けません、となったら、それはその関係は壊れるだろうな、と。

打ち出の小槌みたいに、その人さえいれば、その人に頼っておけば大丈夫、なんて人は絶対いない。

それぞれが、それぞれの人生に責任を取りつつ、生きている。
夫婦、親子、息子あるいは娘でもいいのだけれど、また、友人関係もそうだけれど、一方的に頼ってばかりいたら、それは節度がなくて、それぞれがやはり自分の力でしっかりと立っていないと、付き合ってはいられなくなるだろうと思う。
誰かばかりに無理をさせて何かが調和を保っているなんて、いつかは無理がくるだろうと思う。

そんなことを考えさせられた。
もう、自分のことで精一杯なんです。
ほかの人のことは考えられないんです、となったときこそ、ちょっと視点を変えてみて、人のためになることを何かやってみてもいいのかもしれないなあと思う。

私は、人生で一番大変なとき、お腹に娘がいたから頑張れた、と思うし、その頑張ったときは、自分に勲章を上げたいほどの、誇らしい日々である。
いっぱいいっぱいだったけれど、人の話も聞いたし、誰かの役に立とうともしたっけ。
誰かの役に立とうとすることで、自分を保てることもあると思う。
逆に、自分の大変なことにばかり視点を集中させると、視野が狭くなる。
だから、ちょっと広げてみるのがいいなあ。