母との会話ー自分の気持ち

先日、ある本を読んでいた。
何かを一生懸命やったのに、それが分かってもらえなくて寂しい、傷ついた、が本当の気持ちなのに、その上位に被っている、あの時こうすれば○○だったんじゃないか、などという気持ちでふたしていないか?というような内容だった。
専門書ではない。

それで、はっと気づいて、私、問題を直視していないな、と気づいて、母に電話した。
問題というほどの問題ではない。ちょっとした心の引っかかり、程度のことである。
実家の父も母も、決してうまいこと言いではないし、どちらかといえば表現が下手である。
実質で生きているようなところがある。

お母さん、私、○○で寂しかってんけど・・・。
ずっと、私が○○したらよかったと思っててんけど、実は○○で寂しかったんやなあ・・・、って気づいてん。
些細な、本当に些細なことである。
話すと楽になった。
よく、頭でまとめてから話す、という指摘もされていたから、ああ、こういうことを言うんだな、と気づいた。

母も、自分の本心を素直に話してくれた。
母も、肝心なことを言わないで、核心の周りをぐるぐる話してしまう人である。
そこが、理屈屋さんに見えたり、この人、頭ええなあ、と思ったり、あるいは、口では勝てんわ・・・、と思ったりするところである。

母と娘は難しいらしい。

母と私は、感性の面でもよく似ている・・・。
母は、とってもいい人だと思う。人のことをいつも考えている・・・。
でも、肝心なちょっとした気持ちを伝えられていなかったんだな、と気づいた。

毎日気づきの連続・・・。
自分も成長して、誰かのお話をお聴きしてはまた成長して・・・。
人ってつながり合っているんだと思う。