胃が重かった私。


実は、先週、私は情けない人間だった・・・。
なあんて言っているが、情けない、と思うことは不遜であると思っている。

なんだか胃が重たかった。
足元に入れる湯たんぽを、胃の上に載せて、あるいは、背中に当ててみると、すんなり眠れたが、なんだか寝つきも悪い。

最近、馴染みになった、高岡で、超有名なカフェ(前のお店は、映画の撮影に使われたこともある。)で、ホットミルクを注文すると、顔なじみの女性が、「どこかお悪いんですか?」と訊いてくださった。
すると、出てくる出てくる・・・。
仕事のことではない。
そうして、自分では、そのことを意識しているとも思っていなかったくらいのプライベートな件である。

そりゃあ、誰だって、心配にもなりますよ・・・。あとになったら、みんないい思い出になるから・・・。とあれこれ、気遣って、優しい言葉を掛けてくださった。
私は、いつも人を励ます立場なのに、精神力が弱いのかしらん・・・?と訊くと、みんな、「何言ってるの、めちゃくちゃ強い!」と言ってくれるけれど・・・。
多分、気にしている自分が仕事柄、きっと許せなかったのだと思う。
いつもは格好いいこと言ってるくせに!!

そこで、こんなこと言ってられない!と思い、クリニックに行った。
大好きなコーヒーを飲まないようにしているんですが・・、とお話しすると、しばらくして、それって、逆に温かいもん、飲んだ方がええんと違うん?(念のため、富山県内での会話。)と言われて、そっかなーと思う私。冷えているということですか?と言ってみるが、どうも納得がいかない。
私が、胃の調子が悪くなるなんて、たいてい出来事は決まっている。
ちょっとそのお話をして、私はいつも偉そうに、人様を励ましておいて、自分は精神力弱いんかなあ、と思って・・・、とお話しすると、そんなことないんちゃう?みんな、そうなるてー、と返された。

一応お薬はいただいた。
けど、話したら、すぐに治った。
心配している自分に気付きたくなくて、認めたくなくて、でも、シャッポを脱いで、心配してます、と誰かに言ったら、ちょっぴり楽になった。
いいやん。人間だから、悩んだって、心配したって。
自分だけ、そうはならないって思うほうが、ずっとずっと傲慢だ、と気づいた私。

そうして、またまた単純な私は、帰りにコンビニに行き(ここにはお気に入りのお兄さんがいる。)、カフェラテを買って、ゆったりと飲んだ。
仕方ない。
そう、自分に言い聞かせた。

そう言えば、予備校の先輩には、学期の初日は、その夜、予習してなかった!なんて夢をご覧になるとか、おっしゃっている方がいらした。
意外に意外。
意外なところで、自分というものに出会ったりしているのかもしれない。